スライムを作ろう

 化学の実験といえば定番のこれ!皆さんも一度は作ったことがあるのではないでしょうか。Youtubeでも、バケツ一杯に作ったり、プールをスライムで満たしてみたりと一時期話題になりました。
 じつは一言にスライムといっても奥が深く、作り方を紹介する多くのウェブサイトでは、分量がばらばらだったりします。主に使うのは洗濯のり(PVA:ポリビニルアルコール)とホウ砂なのですが、この二つの割合でスライムの硬さが変化します。ドロドロがよかったり、丸められるくらい固いのがよかったりと、好みは人それぞれなので、ぜひ自分に合ったスライムの分量を見つけてみてください!

 スライムの仕組みを簡単に説明すると、PVAには、”ヒドロキシ基”と呼ばれるものが無数に存在しています。マジックテープの片方だと思ってください。そしてホウ砂を水に溶かすと”ホウ酸イオン”とよばれるイオンが生成されます。このホウ酸イオンがPVAのヒドロキシ基同士をつなぐ働きをして(マジックテープのもう片方だと思ってください)、全体的に網のような構造になります。これを”架橋”と呼びます。そのできた網の中に水が取り込まれることで氷のように固くもなく、しかし水のようにさらさらでもないあの独特なスライムの感触が生まれるのです。ホウ砂を増やすことでPVAをつなげる力が強くなり、水があまり入らなくなることでスライムはより固くなります。  *下の図参照*
少し難しい言葉が出てきましたがわかりましたか?

 今回のスライムのように、一見簡単そうに見える実験でも、なぜ?を追及するととても難しかったりもします。化学研究部ではそんな質問に対しても、より分かりやすい回答ができるよう頑張っています。ぜひしつもんひろばにも足を運んでみてください!